こんにちは。きよなり社会保険労務士事務所の坂戸です。
先日の新聞に、
転職したいのに会社が退職を認めず、離職票さえ渡さない-そんな退職トラブルが全国で多発しているとの記事を見かけました。厚生労働省に持ち込まれた相談件数は解雇の相談件数を上回ったそうです。
この背景には人手不足があるとのこと。地方の中小企業などはより深刻となっています。
労働基準法では第5条で精神的、肉体的強制で労働者を意に反して働かせることを禁じ、10年以下の懲役など重い罰則があります。
退職時のマナーを別にすれば法的には企業に退職自体を拒否する権限はないのですが、現場では労使ともに理解が行き届いていないのが現状とのこと。
私たち労働者の立場から言うと、就職活動時にしっかりと就労時の義務や退職前の権利を事前に学んだうえで就労したいものですね。