はじめまして。きよなり社会保険労務士事務所の畑中です。
新型コロナウイルスの感染拡大で、「テレワーク」という言葉を、耳にすることが多くなりました。
そもそもテレワークとは・・・
情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。
※「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語
テレワークは働く場所によって、自宅利用型テレワーク(在宅勤務)、モバイルワーク、
施設利用型テレワーク(サテライトオフィス勤務など)の3つに分けられます。
総務省によれば現在テレワーク導入率は2割に留まっているようです。
新型コロナウイルス感染拡大により先行きが見えない中、
テレワーク導入を検討している企業も多いのではないでしょうか?
厚生労働省は、「時間外労働等改善助成金(テレワーク・職場意識改善コース)」の
特例コースを設けており、
新型コロナウイルス感染症対策としてテレワークを新規導入する中小企業が対象で、
期間は2月17日~5月31日で、(2月17日以降に実施した取り組みであれば、
交付決定前のものであっても対象)
テレワークの特例コースでは、通信機器の導入・運用や就業規則の作成・変更を行ったなどの条件を満たせば、
1企業あたり100万円を上限にかかった費用の二分の一まで補助があるようです。
日本テレワーク協会では、導入・実施時の労務管理上の課題について無料で質問に応じているそうです。
テレワーク導入は、東京オリンピック・パラリンピックは延期となりましたが、開催期間中の交通混雑緩和、
自然災害発生時の事業継続の観点からも前向きに考えるべき事案だと思います。
テレワークを導入するにあたっては、
・コミュニケーションが希薄になる
・セキュリティに関するリスク
・正確な勤務時間が把握しにくい
・テレワーク社員の評価をしにくい
など、課題がたくさんあると思いますが、一つ一つ課題を解決していくことで、
効率的に仕事を進めることが可能になり、
働き方改革の推進にもつながると思いました。