こんにちは。きよなり社会保険労務士事務所の原田です。

 

一般社団法人全国銀行資金決済ネットワークによると平成30年10月9日より24時間365日金融機関間の振込が即時入金可能となったとのこと。

平日夜間と土日祝日の即時入金は金融機関やサービスによって違ってきますが全国約500の金融機関が対応しているそうです。

 

うちの事務所の給料日は毎月5日ですが、今月は3日と4日が土日祝日だったため2日の夕方に振込手続きをしていたところ、なんと11月3日の祝日に入金されてしまっていました。

 

そうなると顧問先の給与の支給日も土日祝の場合は前倒しで直近の営業日を支給日としている会社が多かったのですが、このシステムだと土日祝でも関係なく10日が支給日なら10日に支給が可能となります。

 


そんな便利になったのならもっと大々的に広告したらいいのに・・・と思ってしまいました。
ちなみにうちの事務所では誰一人このサービスの開始を知りませんでした・・・。


でもメリットばかりなのかと思いきやデメリットもあります。

 

平日夜間・土日祝日にも預金口座の残高が増加することに伴い、経理処理による残高確定時間や入金日(平日のみを想定の場合)の契約、サービスの見直しにも留意する必要があります。


決算の時などに添付する残高証明書なども基準日ベースなのか営業日ベースなのか、残高が変わってくることも想定されます。

 

平日夜間・土日祝日の取引を狙った、インターネットバンキング不正送金や振り込め詐欺の金融犯罪の発生にも注意が必要となってきます。

 

 

今までは銀行の営業日ベースでスケジュールを考えることが多かったのですが、これからは留意する部分が違ってくるんですね。

 

どっちにせよこのサービスの知名度をもっと上げてほしいなと思う出来事でした。