こんにちは。きよなり社会保険労務士事務所の原田です。
先日、新幹線での殺傷事件がありましたね。
逮捕された22歳の男性は
「むしゃくしゃした」
「誰でもよかった」
と供述しているとのことでとても恐ろしい事件だな、と思いました。
家族とのトラブルなどから精神疾患と判断され入院をしていたこともあるそうで、現行法だと犯行当時の責任能力や精神鑑定により不起訴や減刑になる可能性もあります。
こういった精神疾患、中でもうつ病などの対応と配慮はとても難しいものだと思います。
会社においても精神的な不調で無断欠勤が続くことを理由に解雇処分としたけれど、会社側の配慮が足りないと裁判では認められなかった判例もあります。
平成30年4月1日から障害者雇用義務の対象に精神障害者が加わり、法定雇用率も民間企業で2.2%と上がっています。
人権は誰にでもあるもので共生することで守られていけばそれがベストだと思います。
こういった事件で障害をもつ人がみんなこうなんだ、と思われるのもとても悲しい気持ちがします。
だけど、人権を保護するあまり、普段の生活が危険にさらされるのは本末転倒のような気がしてなりません。
どうしていくことがベストにつながるのか、今自分ができることは何かを考えていかなくてはいけないな、と思いました。