こんにちは。きよなり社会保険労務士事務所の原田です。

 

4月から新しいドラマがいろいろ始まりましたが、火曜夜10時からの「わたし、定時で帰ります」が私の中では続けて観たいな、と思える作品です。

 

そのドラマの主人公は定時で帰ることをモットーにしている32歳独身女性。
今を取り巻く労働環境の問題に対し、定時帰りを大切にする彼女がぶつかり奮闘していくストーリーです。

仕事に対する色々な考え方や働き方が描かれていて、自分が何を軸として働いていきたいのか、自分にとって大切なものは何かを考えるきっかけを与えてくれるドラマになってくれそうです。

 

 

そのドラマの中で「有給休暇」のことが取り上げられていました。

 

2019年の4月1日から年10日以上有給が付与される労働者に対して「年5日の有給休暇の確実な取得」が義務づけられるようになりました。

今までは有給を取ったか取らないかについて特に会社側に義務はありませんでしたが、2019年4月1日以降最初に年10日以上の付与があった日からは年5日は必ず取得させる必要がでてきました。
有給管理簿も作成して3年保存も義務づけられています。
年5日の取得ができない労働者が出た場合は罰則として30万円以下の罰金が科されることもあります。

 

会社によっては取りやすい環境の人もいれば取りにくい環境の人もいるかと思います。


厚生労働省の調査によると有給が取得しやすい企業では、仕事を個人ではなくチームで行うことで労働者が休暇で不在になっても業務が回るよう取り組まれていることが分かったそうです。

上司を含め現在の業務の進捗状況などの情報共有も有給取得率のアップに繋がる一歩かもしれません。